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ほったらかし投資の達人

子育ては18歳まで!ときめて大学進学費用をジュニアニーサを利用して準備。もちろん老後のための資産形成もやっています。

国内債券に投資する投資信託のベンチマークを調べてみた

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 国内債券に投資するインデックス型投資信託はどのようなベンチマーク(指数)に連動するのか?なんとなく国内債券に投資するのは同じだろうと思っていたのですが、今回SBI証券が販売する投資信託を対象に調べてみました。

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インデックス型国内債券は16ファンド

 2017年3月10日現在、国内債券に投資するインデックスファンドは16ファンドありました。

 ベンチマークとしては、次の4種類でした、

  • NOMURA-BPI(総合)ー13ファンド
  • NOMURA物価連動国債インデックス(フロアあり)ー1ファンド
  • 日興債券パフォーマンスインデックス(総合)−1ファンド
  • 独自の合成指数ー1ファンド

 国内債券に投資するファンドのほとんどがNOMURA-BPI(総合)をベンチマークとしてることがわかりました。

各ファンドが設定している指数は次の表のとおりです。

ファンド名運用方針
三菱UFJ国際-eMAXIS国内物価連動国債インデックス  NOMURA 物価連動国債インデックス(フロアあり)
ブラックロック-i-mizuho国内債券インデックス  NOMURA-BPI 総合
プルデンシャル-PRU国内債券マーケット・パフォーマー  NOMURA-BPI 総合
三井住友TAM-日本債券インデックスファンド  NOMURA-BPI 総合
三菱UFJ国際-eMAXIS国内債券インデックス  NOMURA-BPI 総合
三井住友TAM-日本債券インデックスe  NOMURA-BPI 総合
野村-野村インデックスファンド・国内債券 (愛称:Funds-i国内債券)  NOMURA-BPI 総合
三井住友TAM-SMT国内債券インデックス・オープン  NOMURA-BPI 総合
三菱UFJ国際-三菱UFJ国内債券インデックスファンド  NOMURA-BPI 総合
ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド  NOMURA-BPI 総合
三井住友-三井住友・日本債券インデックスファンド  NOMURA-BPI 総合
One-たわらノーロード 国内債券  NOMURA-BPI 総合
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 国内債券インデックス  NOMURA-BPI 総合
大和-iFree 日本債券インデックス  NOMURA-BPI 総合
三井住友-三井住友・DC年金バランスゼロ(債券型) (愛称:マイパッケージZERO)  独自の合成指数
日興-インデックスファンド日本債券(1年決算型) (愛称:DCインデックス日本債券)  日興債券パフォーマンスインデックス(総合)

 

 引き続き、各ベンチマークがどのようなものか書いていきたいと思います。

各ベンチマークの詳細

 各ベンチマークがどのようなものか?を調べてみました。

NOMURA-BPI(総合)

NOMURA-BPIの「BPI」は「Bond Performance Index」の略で、野村證券金融工学研究センターが提供する日本債券のインデックスです。

 銘柄の組み入れ基準は、野村証券金融工学研究所によると

  • 国内発行の公募固定利付円貨債券
  • 残存額面10億円以上、残存期間1年以上
  • 事業債、円建外債、MBSおよびABSの場合、A 格相当以上の格付
  • 新発債の組み入れは、国債が発行月の翌月、金融債は発行月から3ヵ月後、その他一般債は発行月の翌々月から行う。
  • 銘柄の入替は毎月末に行い、翌月1ヵ月間については組み入れ銘柄は固定される。

となっています。難しい内容だったので、ベンチマークのポートフォリオをわかりやすく、表にしてみました。

 

国債 81.9%
(内訳)短期(1-3年) 17.5%
中期(3-7年) 23.1%
長期(7年-) 41.3%
地方債 6.7%
政保債 3.1%
金融債 0.8%
事業債 5.6%
円建外債 0.6%
MBS 1.3%
ABS

0.1%

(2017年2月末時点のポートフォリオ)

 

 国債の40%以上が7年以上の長期国債となっていますが、地方債以下の全てを足しあわせると48%が7年以上の資産となっており、金利が高い長期債券により安定した運用を目指していると言えます。

NOMURA物価連動国債インデックス(フロアあり)

 NOMURA 物価連動国債インデックスは、日本国が発行した物価連動国債のみを対象とする投資収益指数です。

 インフレ調整前額面10億円以上で残存年数が1年以上の物価連動国債を組み入れています。

 

 この指数との連動を目指す「eMAXIS国内物価連動国債インデックス」はフロアありとなっています。このフロアありとは、召喚時の物価が発行じより下落しても額面金額(発行時元金額)での償還が保証されることをいいます。

日興債券パフォーマンスインデックス(総合)

 この指数は現在公表されていませんが、NOMURA-BPIほとんど同じ条件で算出されますが、事業債など一部債券の組み入れ基準がNOMURAは格付けA相当以上であるのに対して、本インデックスは格付けがBBB相当以上となっているようです。

三井住友・DC年金バランスゼロが採用する独自合成指数

 このファンドの独自合成指数は、債券に特化したバランス型ファンドのようになっています。ポートフォリオは、下のグラフのように、NOMURA-BPI(総合)を75%、シティ世界国債インデックス20%、短期金融資産5%となっています。

 

 これならNOMURA-BPI(総合)と先進国債券を別々に購入すればいいんじゃないかなと思ってしまう特殊なインデックスとなっています。

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どのインデックスを選ぶべきなのか

 国内債券に関するインデックスを紹介しましたが、結局のところ、どのインデックスファンドに投資するのが最善の選択肢なのか、最初に抽出した16ファンドの過去1年における運用成績(トータルリターン)を紹介します。

  日銀の政策により金利が上昇したため、どのファンドも苦戦する中、物価連動債(フロアあり)は唯一プラスの成績を収めていますが、1%を下回る成績となっています。

 

各ファンドのトータルリターン(1年)

 最高値平均値最低値
NOMURA-BPI 総合 -0.40% -0.63% -0.83%
NOMURA 物価連動国債インデックス(フロアあり) 0.76%
日興債券パフォーマンスインデックス(総合) -0.74%
 三井住友・DC年金バランスゼロ独自合成指数 -0.97%

(2017年3月10日現在)

 

 選ぶなら物価連動国債となりますが、低金利の日本では、当面金利が下がることはなく、金利上昇により債券価格が下がるリスクがありますので、ここまで低いパフォーマンスである国債は自身のポートフォリオに組込む必要はないと考えています。

 代わりに格付けが高くリスクの小さい先進国債券ヘッジありに投資し、安定して2−3%のリターンを求めるのも一つの考え方です。