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大和証券から超低コストインデックスファンド「iFree」が登場!既存投資信託との比較

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インデックス投資に最適の超々低コストファンドが9月8日誕生

 大和証券が2016年8月25日に発表した資料によると、2016年9月8日付で、新しい低コストインデックスファンド「iFree」(アイフリー・あいふりー)シリーズを新規設定することとなりました。

 全商品が、「購入時手数料」「信託財産保留額」ともに0となっており、信託報酬率も既存の超低コストインデックスファンドシリーズを下回って設定されています。

 子供の将来の進学に備えてインデックスファンドによる長期投資をやっている我が家にはないように非常に興味があります。

長期投資に適したドルコスト平均法についての記事こちら

ラインナップは12商品

名称ベンチマーク運用管理費用(税抜)
iFree TOPIXインデックス TOPIX 0.190
iFree 日経225インデックス 日経平均株価 0.190
iFree JPX日経400インデックス JPX日経400インデックス 0.205
iFree 外国株式インデックス MSCI-KOKUSAI 0.210
iFree NYダウ・インデックス NYダウ平均株価 0.225
iFree 新興国株式インデックス FTSE RAFIエマージングインデックス 0.340
iFree 日本債券インデックス NOMURA-BPI総合 0.140/0.220
iFree 外国債券インデックス シティ世界国債インデックス(除く日本) 0.180
iFree 新興国債券インデックス JPモルガンGBI-EMグローバル・ディバーシファイド 0.220
iFree J-REITインデックス 東証REIT指数(配当込み) 0.290
iFree 外国REITインデックス S&P先進国REIT指数(除く日本) 0.310
iFree 8資産バランス  ー 0.230

(注)日本債券インデックスの信託報酬率は、毎月10日の新発10年国債の利回りが1%未満の場合には0.140%、1%以上の場合には0.220%となります。

 「8資産バランス」はTOPIX・先進国株式・新興国株式・国内債券・先進国債券・新興国債券・国内リート・海外リートの8資産を12.5%ずつ組み入れたもので為替ヘッジはありません。各アセットクラスのベンチマークについては、上記ラインナップが採用しているものと同じです。

販売は9月8日から

 「iFree」は9月8日から楽天証券、SBI証券のみで取り扱われることとなっています。我が家は長男がSBI証券、次男が楽天証券なので子供は全員がジュニアニーサで購入できます。

 ジュニアニーサでインデックス投資を行う場合、5年の非課税期間が終わっても非課税で運用できるため、長期投資がより有利ですので信託報酬率が低いファンドは恩恵が大きくなります。

たわらノーロードとの比較

 手数料が最も低いファンドとして有名なのが「たわらノーロード」ですが、たわらノーロードの7ファンドをすべて下回っています。

 たわらノーロードに設定がない商品も全てで、楽天証券で調べた最低値を下回っています。

名称

大和 iFree

たわらノーロード
iFree TOPIXインデックス 0.190

0.29(※1)

iFree 日経225インデックス 0.190 0.195
iFree JPX日経400インデックス 0.205 0.310(※2)
iFree 外国株式インデックス 0.210 0.225
iFree NYダウ・インデックス 0.225 0.500(※3)
iFree 新興国株式インデックス 0.340 0.495
iFree 日本債券インデックス 0.140/0.220 0.15
iFree 外国債券インデックス 0.180 0.200
iFree 新興国債券インデックス 0.220 0.520(※4)
iFree J-REITインデックス 0.290 0.300
iFree 外国REITインデックス 0.310 0.350
iFree 8資産バランス 0.230

※1〜4は「たわらノーロード」に取り扱いがないため楽天証券での独自調べによる最低値

※1ニッセイTOPIXインデックスファンド

※2ニッセイJPX日経400インデックスファント

※3SMTダウ・ジョーンズインデックス・オープン

※4DC インデックス海外新興国債券

特に「NYダウ」「新興国債券」は手数料が安い

 上表からわかるように、「NYダウ・インデックス」、「新興国債券インデックス」は既存ファンドの手数料の50%未満となっており、特に優れたファンドと言えそうです。

信託報酬の差による運用成果の差は

 新興国債券のの信託報酬率の差から長期投資した場合の運用成果の差を検証してみます。仮定条件は次のとおりとします。

  • 信託報酬率はiFreeは0.22%、DCインデックスは0.52%に消費税を加味
  • インデックスの数値は一定で配当のみによる計算
  • 運用利回りは過去の実績を加味し4%とする
  • 上記条件が子供の誕生から大学進学まで18年間継続するものとする
  • 運用はジュニアNISA(ジュニアニーサ)で行い非課税とする

0歳時に100万円購入し18年間投資した場合

 出生時にジュニアニーサを開設し100万円購入するとこれまでのDCインデックスで運用した場合と比較して18年後には106,000円の差が生じます。83%の運用益を出すか94%の運用益を出せるかは大きく違ってきます。

 もし30年運用すると27万円違ってきます。

f:id:monkey_papa:20160828001614j:plain0歳から18歳まで毎年10万円投資した場合

 この場合83,000円の差が生じます。ドルコスト平均法なので最初の数年は大きな差は生じませんが、徐々に差が大きくなり30年間毎年10万円投資した場合は約308,000の差が生じます。

 やはり信託報酬率の低いファンドを選ぶことは非常に大切なことだと再認識できました。