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楽天ポイントは楽天証券ジュニアNISAでも貯まるのか徹底解説

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複雑な楽天証券のポイント制度は未成年口座でもたまる?

  SBI証券でのSBIポイントのたまり方を下の記事で紹介しました。未成年口座でも大人と同様にポイントが付与されることを紹介しましたが、今回は楽天証券の未成年口座でのポイント制度について紹介します。

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 教育資金を投資信託で貯める場合に、せっかくなので受けたいのがポイント付与です。 

 参考ですが、SBI証券以外にポイントサービスを実施している証券会社として

があります。

 このなかでも、楽天証券のポイント制度は複雑です。さらに未成年口座ではポイント付与率がわかりにくくなっています。

 

楽天証券のポイントプログラムを全て紹介

 楽天証券が設けているポイント制度を未成年口座に限らず全て紹介します。(取引に伴うもののみ)

  • 株式取引手数料の1%ポイントバック(超割のみ)
  • 投信積立の買付手数料の全額ポイントバック
  • 投信の月末残高に応じてポイント付与
  • 楽天証券ハッピープログラムでポイント付与
  • 投信積立の楽天カード決済でポイント付与
  • 楽天銀行のハッピープログラムでポイント付与

未成年口座で使えないマネーブリッジ

 マネーブリッジとは、楽天証券と楽天銀行の口座連携によって、預金金利の優遇、便利な入出金、楽天スーパーポイントの付与が受けられるサービスです。

 詳細はマネーブリッジ - 楽天銀行連携による優遇金利などのサービス提供 (楽天証券)で確認できます。

 そして、楽天証券 | 未成年口座 | サービス詳細には、未成年口座ではマネーブリッジは使えないと書いてあります。

 ポイントを含め様々な恩恵があるこのサービスが使えないのは、これから紹介する未成年口座とポイント付与に大きく影響してきます。

各ポイントプログラムが未成年口座で使えるか確認

 上記で紹介した6つのポイント制度が、未成年の証券口座で使えるのかを1つずつ確認していきます。

株式取引手数料の1%ポイントバック(超割のみ)

 楽天証券の超割でためる | ポイントプログラムには次のように制度の説明があり、未成年口座も対象となっています。

国内株式手数料コースを超割コースにするだけで、取引手数料の1%をポイントバックします。また、超割コースの大口優遇を達成すると、ポイントバックが2%になります。

 投資信託は別プログラムで全額がポイントでバックされるので、未成年口座で対象となるのは、国内外の株式取引がほとんどだと思います。

 ただし、ジュニアNISAでの取引は手数料が0円なので、ジュニアNISAでの取引でのポイントの付与はありません。

投信積立の買付手数料の全額ポイントバック

 楽天証券のポイントをためる | 投信積立 | 投資信託 によると、この制度は次の説明があます。

 さらに、未成年口座も対象ですので、ジュニアNISAを使った投資でも対象となります

投信積立サービスの買付手数料(税込み)の全額をポイントバックいたします。

※法人口座およびIFA口座は対象外です。

投信積立サービス対象のファンドのうち、申込み手数料がかかるもの。

※手数料がかからないノーロードファンドはポイント付与の対象外です。

 実際は手数料ゼロのノーロード銘柄を選ぶ人が多いと思いますので、あまり現実的ではないポイントプログラムとなっています。

投信の月末残高に応じてポイント付与 

 未成年口座で一番ポイントが貯まるのが、投資信託の残高に応じたポイント付与です。ただし、マネーブリッジが使えない未成年口座では、「投資信託資産形成ポイント」でのみポイントが付与されます。

 

 ハッピープログラムならば、投信残高10万円ごとに4ポイント付与されます。10万円から対象かつ定率なので、どんどんポイントが増えていきます。しかし、未成年口座では使えません。

 

 

 ということで、未成年口座で使うことができるのは「投資信託資産形成ポイント」となります。制度としては次のようになっていて、楽天証券で投資信託を保有している全員が対象となっています。

当社で投資信託を50万円以上保有のお客様に、毎月ポイント獲得のチャンス! 資産形成しながら、年間最大12,000ポイントが貯まります!

  ただし、下のように50万円以上の保有が必要ですので、積立投資の場合、50万円に到達するまでポイント付与はありません。

投資信託(MMF、外貨建てMMF、楽ラップ専用ファンド、ブルベアファンドを除く)を月初時点で50万円以上保有いただいている方を対象に、月末時点の残高(50万円以上)に応じてポイントを付与いたします。

 

  ポイントの付与は保有額のクラスによる定額付与となっています。50万円以上保有していれば、1年間で600ポイントの付与となり、最大は12,000ポイントとなります。

ポイント獲得に必要な残高
(毎月末時点)
50万円以上~200万円未満 50ポイント
200万円以上~400万円未満 100ポイント
400万円以上~600万円未満 150ポイント
600万円以上~800万円未満 200ポイント
800万円以上~1000万円未満 300ポイント
1000万円以上~2000万円未満 500ポイント
2000万円以上 1000ポイント

  

 

  付与されるポイントは「楽天スーパーポイント」または「楽天証券ポイント」から選択可能で、どちらも投資に使うことができます。

 私はポイントを全て投資信託の投資に回しているので、どちらを選択しても問題ないと思っていますが、汎用性の高い「楽天スーパーポイント」でのポイント付与の選択をオススメします。

 

 この場合、他人名義の楽天アカウントへの付与はできませんので、別途子ども名義の楽天アカウントが必要となります。

 

楽天証券ハッピープログラムでポイント付与

 マネーブリッジが使えないため利用不可です。実質的には先ほど紹介した、投信残高10万円につき4ポイント付与される制度が使えないことになります。

 ハッピープログラム 投資信託ポイント増量のお知らせ | 楽天証券にポイント付与の比較がありますが、赤線のハッピープログラムの方が多いように見えます。未成年口座でもハッピープログラムが使えるようになって欲しいところです。

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投信積立の楽天カード決済でポイント付与

 18年10月28日からはじまった楽天カードクレジット決済で投信積立 | 楽天証券は積立額100円につき1ポイントが付与されるサービスですが、このページのQ&Aに

Q:利用できるカード・利用できないカードについて教えてください。

A:楽天カードクレジット決済は楽天カード限定のサービスです。 ただし、楽天証券口座、楽天カードの名義が同一でない場合、ご利用をお断りしています。

と記載があり、楽天カードは家族カードも含めて18以上でなければ作成できません。

 

 よって、このサービスによるポイントを受け取ることは未成年口座では不可能です。

楽天銀行のハッピープログラムでポイント付与

 ハッピープログラムは楽天銀行のサービスですが、登録しておけば、親の口座から振込を受ける(他行から)だけで、1ポイント付与されるなど便利なサービスです。

 ただし、楽天証券の取引に応じた楽天スーパーポイント、取引件数を獲得するには、あらかじめ「マネーブリッジ」への申込と、「ハッピープログラム」へのエントリーが必要となっていますので、「マネーブリッジ」を利用できない未成年口座では楽天証券の利用でポイントを貯めることはできません。

 ハッピープログラムを通じ、楽天銀行の利用でたまる楽天ポイントは月数ポイントですが、せっかくなので登録をおすすめします。

 

未成年でも利用できるハッピープログラムの詳細

www.rakuten-bank.co.jp

 

楽天証券を通じたパッピープログラムのポイントは未成年の場合マネーブリッジが利用できないため利用不可。

www.rakuten-bank.co.jp

楽天証券でのポイントの使い方

 次は未成年口座で獲得した楽天ポイントの利用方法です、楽天証券ポイントの説明は省略します。

 楽天証券で獲得した楽天ポイントは楽天市場など、他の楽天グループでも利用可能となっています。

 楽天証券で使う場合については次で説明します。

ポイントはジュニアニーサ口座では利用不可

 楽天ポイント(期間限定ポイントを除く)は投資信託ポイント投資サービス | 楽天証券により投資信託の購入に利用できます。

 ただし、ポイントはジュニアNISA口座では使えないので、未成年口座で利用することとなり、課税対象となります。

 未成年口座でも、特定口座であれば源泉徴収されてしまいますが、一般口座で購入すれば、年間20万円までの利益はは申告の必要がありません。

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楽天証券総合・一般口座の選択画面

 

 これにより課税を避け、実質的に非課税口座で購入等同様にすることも可能です。 注意点については下記の記事でまとめています。

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まとめ

 

  • 未成年口座ではマネーブリッジが利用できないため、利用できるポイントプログラムは限定される。
  • 楽天証券の未成年口座で利用できるポイントプログラムは、実質的に「投資信託資産形成ポイント」。
  •  獲得したポイントで投資信託を購入する場合は、ジュニアNISA口座での利用は不可。未成年口座の一般口座または総合口座での利用となり課税対象。

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