リスクとリータンについて
投資信託で資産運用をこなう場合には、期待されるリターンとリスクを十分把握する必要があります。しかし、その言葉の意味を知らなければ、十分な利益を得ることができません。
今回はリターンとリスクにはいったいどういう意味があるのか、どのように算出されるのか、そしてリターンとリスクから将来予想される運用結果の計算方法について数回にわたりまとめたいと思います。
今回は第一弾「リターン」編です。
リターン(年率)の意味
リターンとは予想される収益率の期待値
リターンとは運用した場合に得られる収益の年率になります。リターン10%の場合は1年後に資産が1.1倍になっている可能性がもっとも高いということになります。
ただし、これは期待値であり実際には振れ幅があり、より高い収益が得られたり、逆に損失が発生する場合があります。それがリスクということになります。
リターンの計算方法は超簡単!
下のグラフは当初は10,000円だった投資信託が5年後に20,000円になったと仮定した3つのパターンの投資信託をイメージしたものです。
結論からいうと、A,B,Cの3つのパターンの5年間のリターンは全く一緒です。
リターンの計算は単純に対象とする期間の「最初の基準価格」と「最後の基準価格」のみで算出できます。
リターンの計算は次の式になります
例に示したA,B,Cの商品の場合、最終の基準価格は20,000円、最初の基準価格は10,000円となりますので、次のように計算されます。
つまり1年後に1.1487倍になるのでリターンは14.87%となります
リターンをエクセルで計算する方法
ここまで紹介したリターンをエクセルで簡単に計算する方法はこちらの記事。
gakushi-investment.hatenablog.com
合わせて読みたいリターンとリスクの話
リスクの意味と算出方法を学ぶ第二弾リスク編はこちら。