目標達成のためアセットアロケーションを導入
長男の学資運用はとりあえず学資保険で足りない分は、「将来に備えて投資でやってみよう」ということで、学資保険に加入しつつ資産運用を行なっています。
そして何と言っても我が家のモットー「子育ては早く終わりたい」の精神から超低金利時代に生まれた次男は学資保険なし資産運用100%で毎月の積立を開始、将来の死大学進学に備えることとしました。
運用と学資保険の比較はこちら
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ドルコスト平均法による進学資金の運用を決意
今回は次男(第2子)誕生に合わせて学資保険なしで金融資産100%の運用を行うためのアセットアロケーションを作成しました。
次男の運用もも「ドルコスト平均法」による「ほったらかしインデックス投資」でポートフォリを作成していきます。
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資産運用はアセットアロケーションで9割決まる
まずはアセットアロケーションという言葉ですが、アセット=資産、アロケーション=でズバリ資産配分という意味になります。
アセットアロケーションで9割決まる、これは『投資成果はアセットアロケーションでほとんど決まってしまう』ということです。もっと簡単にいうと、投資資金を大まかな資産の種類(国内外の株・債券など)にどれぐらいの割合で投資するのかによって保有資産の値動きがほぼ決まってしまうということです。
個人的にはいくら儲けるかよりはいくらまで損を許容できるかだと思います。当然リスクが高く高利回りなものを中心に運用すれば大きなリターンを得ることができますが、損する時は大きく損をするわけで、将来の子供の大学進学資金を運用していく上では万一のリスク管理が大切になります。
また、国債を中心に運用しリスクを抑える方法もありますが、国債は利益が出にくい状況が続くと考えていますので、債券は新興国と先進国を対象とした為替ヘッジありの投資信託で運用する事としました。
児童手当を考慮した毎月の投資可能額
年少さんまでは保育料やオムツ代などへの出費がかさむので、児童手当の1万5000円や祖父母などからのお年玉を投資にあて、保育料が下がる年少さんからは長男と同じく家計から毎月3万円を積み立てていくこととします。
また、高校生になると教育費や携帯費用などが必要になってきますので積み立ては中学3年生まで、大学進学と共に必要額を引き出すこととします。
これを図にすると次のようになります。
(赤破線より下が児童手当で積立(橙)、上の青い部分が家計からの積立(青))
3歳までのトータルが72万円、4歳から15歳が576万円、合計648万円。0歳の児童手当は誕生した月により多少減少しますが、出産祝いやお年玉といった臨時収入を加えることとなりますので648万円は超えていくものと考えています。
必要な進学資金に対して必要なリターンは
まず大学進学の際に必要な運用資金は現時点では、
- 国立(自宅)416万円
- 私立理系(下宿)959万円
となっていますので、運用額648万円に対し、19年後には1000万円の運用結果でるように設定します。
必要な運用利回りは
計算すると我が家の資金計画では、年率4.4%で運用することができれば、大学進学時には1000万円を超える事となります。
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運用で発生するリスクは
実際に4.4%を元本保証で運用することは、昨今の低金利では不可能です。実際に4.4%となるアセットアロケーションを債権中心で組むとリスクが年率で5.2%となります。
運用では必ずリスクを考慮する必要があります。この条件では約16%の確率で期待される変動幅ーσ(マイナス1シグマ)の運用結果では我が家の投資金額と期間では約20%以下の利益(=124万円)にしかなりません。
これなら学資保険に3口ぐらい入った方が途中の保証もあり有利となります。
今回はある程度のリスクを許容してアセットアロケーションを決定することにします。
次男のアセットアロケーション決定
リターンとリスクの計算は野村の投信アシスト “つみたて&分散シミュレーション”を利用して計算しました。
アセットアロケーション(ポートフォリオ)によるリターンとリスク
1000円単位でしか設定できないため積立額を10倍で入力しています。(実際の投資額は7,500円と5,000円の組み合わせ)
債権は25%と少なめで若干リスクが高い設定となりました。
リターンとリスクはがそれぞれ年率でリターンが8.0%、リスクが13.6%となりました。(2003年3月からのデータで算出)適度にリアセットアロケーションを行い、リクスが高まらないように19年間の運用を行いたいと思います。
「トランプショックは買い時」も「一番のリスクは世界的な経済危機」
設定したアセットアロケーションの過去の実績データからわかることは、本当のリスクはここ10年強の間でも2007年から2008年の世界金融危機とリーマンショックしかないということです。
つまり世界最大のアメリカ経済が風邪をひかない限りはひたすらドルコスト平均法で投資を続けることが勝利をつかむカギとなりそうです。
ただし、今後アメリカが風邪を引く要因はアメリカ経済だけではなく中国経済であることも考えられますので視野を広く持つことが必要となりそうです。
最終的に期待されるリターンは2倍以上!
19年後の評価の期待値は1465万円!となります。2倍以上です。また97.8%の可能性で922万円になります。99.9%の確率でマイナスになりません。
地道に頑張れば1000万円の進学費用を用意できそうです。
リスク | 確率(上位から) | 19年後の評価額(円) | リターン(円) |
---|---|---|---|
+3σ | 0.1% | 22,785,150 | 16,305,150 |
+2σ | 2.3% | 20,073,186 | 13,593,186 |
+σ | 15.9% | 17,361,229 | 10,881,229 |
±0 | 50.0% | 14,649,267 | 8,169,267 |
-σ | 84.2% | 11,937,305 | 5,457,305 |
-2σ | 97.8% | 9,225,343 | 2,745,343 |
-3σ | 99.9% | 6,513,384 | 33,384 |
経年変化をグラフにすると、ー2σの場合は10年間ほど投資額に対してマイナスの状態が続きますが長く運用するほど利益が出ることがわかります。
最後に
今回の検討はあくまで過去の指数データを用いた試算結果あり、将来の運用成果を保証するものではありません。また、売買手数料および税金などは考慮していないため、実際の運用結果とは異なります。
以上を踏まえて19年後に次男がもし大学に進学した場合には1000万円の資産形成ができるようにコツコツ頑張ります。途中経過もこのブログで報告しますので末長く見守ってください。