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「ベストファンド2017」【先進国債券編】〜儲かる投資信託の選び方

 投資信託購入でどの銘柄を買えばいいか?迷うのは当たり前です。日々新商品が発売され、手数料の引き下げ競争も行われている中で「少しでも利益を上げたい」。これは投資信託で積立投資を行っている投資家が常に考えることです。

  個人投資家が選ぶべき投資信託について、コストとリターンで検討しシリーズ化しています。

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 今回は先進国債券を投資対象とした投資信託の中から2017年に買うべき銘柄を考えました。

  • 手数料・運用実績による評価
    • 為替ヘッジ無し
      • 2017年選ぶべき銘柄
      • 先進国債券(為替ヘッジなし)・インデックス型・手数料昇順
    • 為替ヘッジあり
      • 2017年選ぶべき銘柄
      • 先進国債券(為替ヘッジあり)・信託報酬降順
  • 勝手にベストファンド2017【先進国債券編】
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どの指数を選ぶ?海外リートのおすすめインデックス

 不動産に投資する投資信託がベンチマークとする指数(インデックス)にどのようなものがるのかを調べてみました。

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  • 海外リートで採用数が最も多いのはS&PグローバルREIT指数
    • 先進国REIT指数・新興国REIT指数は下位指数
    • その他のREIT指数
  • 各インデックスのリターンとリスク(配当込み)
    • 各インデックスのリターン
    • 各インデックスのリスク
  • グローバル指数かアメリカ単独指数か
    • 海外リートで米国単独指数に連動する投資信託一覧
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3分でわかる!リターンとリスクの計算方法 〜リスク編〜

リータンとリスクについて

  第1弾のリターン編に引き続き、資産運用に必要なリターンとリスクの知識に関するシリーズ第2弾はリスクについてです。

 前回のリターンに関する記事はこちら。

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リスクの意味

リスクはリターンの振れ幅

 リスクはリターンの不確実性。つまりリターンの振れ幅がリスクとなります。

 下のグラフはAの商品は振れ幅が全くありませんので、リスクが0%になります。そしてBとCを比較すると、Cの方が振れ幅が大きいのでリスクが高い商品となります。

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S&P新興国リート指数とは?投資に向いていない理由

 国際不動産に投資する投資信託を選ぶ時にまれに、S&P新興国指数というものをみかけます。発展がめざましい新興国の不動産に投資できることから、今後の投資先として的確なのか指数の特徴について詳しく調べてみました。結果、投資にはあまり向いていないことがわかりました。

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  • S&P先進国REIT指数とは
    • S&PグローバルREIT指数との違いは 
    • 国別の組み入れ銘柄数と構成比率
    • 用途別(セクター別)構成比
  • 長期・短期のリターンとリスク
  • S&P新興国リート指数の評価=投資に向かない理由
  • 一緒に読んでほしい記事
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S&P先進国リート指数とは?国別・用途別の構成比と長期リターンについて

 国際不動産に投資する投資信託を選ぶ時によく見る指数に、S&P先進国指数があります。S&PグローバルREIT指数の下位指数でありながら、世界の先進国のみに投資できることから、最もポピュラーとなっているこの指数の特徴について詳しく調べてみました。

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  • S&P先進国REIT指数とは
    • S&PグローバルREIT指数との違いは 
    • 国別の組み入れ銘柄数と構成比率
    • 用途別(セクター別)構成比
    • 組み入れ上位10銘柄 
  • 長期・短期のリターンとリスク
  • S&P先進国リート指数をベンチマークとする投資信託
  • 一緒に読んでほしい記事
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S&Pグローバルリート指数とは?国別・用途別の構成比と長期リターンについて

 国際不動産に投資する投資信託を選ぶ時によく見る指数に、S&Pグローバルリート指数があります。その指数の特徴について詳しく調べてみました。

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S&Pグローバルリート指数とは

 この指数は、日本を含む16カ国の先進国市場と7カ国の新興国市場の不動産投資信託から構成されており(2017年3月末時点)、スタンダード&プアーズ・ファイナンシャル・サービシーズ・エル・エル・シー社(S&P社)が算出・公表している指数です。

 1989年7月1日の設定以来世界のREITに投資するファンドのインデックス指数として広く採用されています。

国別の組み入れ銘柄数と構成比率

 国別の構成状況は、先進国16カ国、新興国7カ国の計23カ国のとなっていますが、ウエイトの2/3をアメリカが占めています。

 また、組み込まれている銘柄数は421銘柄となっています。

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国名組入れ銘柄数構成比
アメリカ* 158 64.4%
日本* 56 8.2%
オーストラリア* 32 7.4%
イギリス* 26 4.7%
フランス* 7 3.7%
シンガポール* 31 2.7%
カナダ* 30 1.7%
香港* 8 1.7%
南アフリカ 11 1.4%
メキシコ 8 0.8%
スペイン* 4 0.7%
ベルギー* 9 0.6%
ニュージーランド* 8 0.4%
オランダ* 4 0.4%
タイ 8 0.3%
マレーシア 7 0.2%
アイルランド* 3 0.2%
ドイツ* 2 0.2%
トルコ 4 0.1%
イタリア* 2 0.6%
イスラエル* 1 0.0%
台湾 1 0.0%
ギリシャ 1 0.0%

(*は先進国)(2017/3/31時点S&P Dow Jones Indicesより) 

用途別(セクター別)の構成比

 用途別の構成比は次のとおりとなっています。

用途(セクター)構成比
店舗用 26.5%
各種・分散投資型 15.5%
住宅用 14.3%
オフィス 12.5%
専門・その他投資型 9.4%
ヘルスケア 8.9%
工業用 8.2%
ホテル・リゾート 4.7%

組み入れ上位10銘柄 

 本指数に連動する運用を目指している「EXE-i グローバルREITファンド(SBIアセットマネジメント)」の2016年7月現在のポートフォリオは次のとおりとなっています。

順位銘柄名構成比投資国用途(セクター)
1 サイモン・プロパティー・グルーフ゜ 6.28% アメリカ 店舗型
2 パブリック・ストーレッジ 3.14% アメリカ 専門型
3 プロロジス 2.56% アメリカ 工業用
4 ウェル・タワー 2.52% アメリカ ヘルスケア
5 ベンタス 2.30% アメリカ ヘルスケア
6 アバロンベイ・コミュニティーズ 2.28% アメリカ 住宅用
7 エクイティ・レジデンシャル 2.20% アメリカ 住宅用
8 ボストン・プロパティーズ 1.95% アメリカ オフィス
9 ボルネード・リアルティ・トラスト 1.70% アメリカ オフィス
10 ゼネラル・グロース・プロパティ 1.66% アメリカ 店舗型

(2016年7月現在SBI-AM EXE-i グローバルREITファンドより)

長期・短期のリターンとリスク

 2017年2月末時点のリターン(配当込み)はドルベース、円換算ともに良好な成績を残しています。

 2008年のリーマンショックを含む10年間のリターンは3.0%となっていますが、さらに長期の20年間では、ドルベース・円換算ともに約9%と投資先としては申し分のない結果となっています。

 年率平均1年3年5年10年15年20年30年
USドルベースリターン (%) 12.9 8.4 10.1 3.0 10.2 9.2
リスク (%) 15.0 12.9 12.8 21.8 19.4 17.8
円換算リターン (%) 13.0 12.2 17.6 2.5 9.0 8.9
リスク (%) 17.1 15.1 15.4 24.0 21.0 20.6

(2017年2月末現在、出典:『わたしのインデックス』)

先進国指数、新興国指数との違いは 

 S&PグローバルREIT指数とS&P先進国REIT指数は異なるもので、グローバルが上位指数、先進国が下位指数となります。表のようにS&PグローバルREIT指数を構成する23カ国の投資国のうち、先進国16カ国により算定された指数が先進国REIT指数となります。さらに日本を除いた先進国15カ国により算定された指数がS&P先進国リート指数(除く日本)となります。

 同じように新興国25カ国により算定された指数が、S&P新興国REIT指数となります。

 日本で販売されているインデックス型投資信託には、これら4つのインデックス指数に連動するものが多くなっています。

指数投資国

S&PグローバルREIT指数

S&P先進国REIT指数

S&P先進国REIT指数(除く日本)

先進国16カ国

先進国(除く日本)15カ国

S&P日本REIT指数 日本

S&P新興国REIT指数

新興国7カ国

S&Pグローバルリート指数をベンチマークとする投資信託

 本指数(日本含む)をベンチマークとする投資信託は意外に少なく、ノーロードを対象にSBI証券で検索したところ、(2017年3月末現在)

  • SBI-EXE-i グローバルREITファンド

の1ファンドのみでした。

 

S&Pグローバルリート指数(除く日本)の場合も、

  • 〈購入・換金手数料なし〉ニッセイグローバルリートインデックスファンド

の1ファンドのみとなっています。

一緒に読んでほしい記事 

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「ベストファンド2017」【国内債券編】〜儲かる投資信託の選び方〜

 「ベストファンド2017」第4弾は国内債券編です。引き続き、どのファンドに投資すべきかについて考えていきます。 

 なお、第1弾はJ–REIT編、第2弾は先進国株式編、第3弾は国内株式編

でした。

  • 手数料・運用実績による評価
    • インデックス型
      • 対象とする指数は4種類
      • ファンドの抽出条件
      • インデックス型・手数料昇順3ファンド+物価連動国債
      • 2017年選ぶべき銘柄
    • アクティブ型
      • 国内債券・アクティブ型・償還日設定無し・リータン(3年)降順
      • 2017年選ぶべき銘柄
      • 選考理由
  • 勝手にベストファンド2017【国内債券編】
    • アクティブ型を選ばなかった理由
      • リーマンショック前後における価格変動
  • ベストファンド2017のまとめ記事はこちら
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「ベストファンド2017」【国内株式編】〜儲かる投資信託の選び方〜

 「ベストファンド2017」第三弾は国内株式編です。引き続き、どのファンドに投資すべきかについて考えていきます。

 なお、第1弾はJ–REIT編、第2弾は先進国株式編でした。

  • 手数料・運用実績による評価
    • インデックス型
      • 対象とする指数はTOPIX
      • ファンドの抽出条件
      • 2017年選ぶべき銘柄
      • トピックス連動型・手数料昇順
    • アクティブ型
      • 国内株式・アクティブ型・償還日設定無し・リータン(3年)降順
      • 2017年選ぶべき銘柄
      • 選考理由
  • 勝手にベストファンド2017【国内株式編】
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「ベストファンド2017」【先進国株式編】〜儲かる投資信託の選び方

 投資信託購入でどの銘柄を買えばいいか?迷うのは当たり前です。日々新商品が発売され、手数料の引き下げ競争も行われている中で「少しでも利益を上げたい」。これは投資信託で積立投資を行っている投資家が常に考えることです。

  個人投資家が選ぶべき投資信託について、コストとリターンで検討しシリーズ化しています。

www.gakushi-investment.com

 

 今回は先進国株式を投資対象とした投資信託の中から2017年に買うべき銘柄を考えました。

  • 手数料・運用実績による評価
    • インデックス型
      • 2017年選ぶべき銘柄
      • 先進国株式(為替ヘッジなし)・インデックス型・手数料昇順
    • アクティブ型
      • 2017年選ぶべき銘柄
      • 先進国際株式(為替ヘッジなし)・アクティブ型・リータン(3年)降順
  • 勝手にベストファンド2017【先進国株式編】
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